家を建てるために、郊外へ引っ越しました。
もともと都市ガス地域に住んでいましたが、引越し先はプロパンガスでした。
プロパンガスって、都市ガスと比べてなんでこんなに高いの~!?
給湯器やコンロを使う量をチマチマ減らして、やっとガス代が数百円下がっただけでした。(´・ω・`)ショボン
これって、どうしようもないの?
藁(わら)にもすがる思いでプロパンガス代が高い原因を調べてたら、なんと!
たくさんの原因と、対策もみつけました。
実践してみたら、わが家のガス代は年間4万円ぐらい下がりました。
今回は、プロパンガス代が高い原因と対策の話をしますね。
ではさっそく、原因から説明します。
プロパンガス代が高い5つの原因
わが家では、都市ガス地域からプロパンガス地域に引っ越してガス代が凄いことに!
なんで、プロパンガスはこんなに高いのでしょうか?
いろいろ調べた結果、一般的によく言われる理由は次の5つでした。
- 都市ガスよりカロリーが高い
- ガスボンベの輸送コストがかかる
- プロパンガス業界には価格競争がなかった
- プロパンガスはガス会社が自由に料金を決められる
- ガス会社を自由に選択できることが知られていない
じつはこれ、ウソと本当のことが入り混じってます。
ガス代を削減したいなら、ウソ原因にだまされてはいけませんよ。
それぞれの原因について、もうちょっと詳しく説明しますね。
原因1、都市ガスよりカロリーが高い
じつは、これが“ウソ原因”なのです。
正確には「カロリーは高いけど、それがガス代が高くなる原因とは言えない」です。
注意しましょう。
まず、都市ガスとプロパンガスのカロリーを見てみましょう。
- 都市ガス → 1m³あたり11,000キロカロリー
- プロパンガス → 1m³あたり24,000キロカロリー
たしかに、カロリーはプロパンガスが約2.18倍高いですね。
それで「プロパンガスの方が火力が高い」とか「湯が早くわく」などと実(まこと)しやかに言われているわけですが・・・。
火力は、ガスのカロリーで決まりません。
コンロや給湯器など、ガス機器の性能で決まります。
じつは、ガスのカロリーが違うと、利用時間が変わるのです。
例として「1000キロカロリー/時」という性能のコンロで計算してみましょう。
- 都市ガス → 11,000÷1,000=11時間
- プロパンガス → 24,000÷1,000=24時間
つまり、同じ性能のガス機器であればプロパンガスの方が2.18倍長持ちするのです。
LPガス会社に「プロパンガスは火力が高いので、そのぶん料金も高くなるんですよ」と言われても信じてはいけません。
都市ガスとプロパンガスの違いについては、こちらで詳しく書きました。
もうちょっと勉強しておこうと思った方は、参考にどうぞ。
-
プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違いって?調べてみた
都会の賃貸暮らしにうんざりして、郊外にマイホームを購入してみたら・・・。 高い高いとは聞いていましたが、1年暮らしてみて ...
原因2、ガスボンベの輸送コストがかかる
これは、ビミョーですね。
たしかに、ガスボンベは輸送コストがかかります。
ですが、都市ガスだって地中配管やガスタンクが要りますよね。
ガスボンベの輸送コストが、都市ガスより高くなる原因にはならないのでは?
原因3、プロパンガス業界には価格競争がなかった
プロパンガス業界には、他社の客を奪わない暗黙のルールがありました。
1件奪ったら10件奪い返されるという話があるとかないとか・・・。
そんな状態では、価格競争なんて起こりません。
価格競争があるから、商品やサービスの値段が下がっていくのですよね。
プロパンガス業界にはこの市場原理が働いていないので、高いままなのです。
原因4、プロパンガスはガス会社が自由に料金を決められる
プロパンガスは自由料金なので、ガス会社が料金を自由に変えられます。
(都市ガスは公共料金なので、国の監視のもと料金が低く抑えられています)
基本的には、料金見直しもガス会社の自由。
安い価格で契約しておき、時期を見て値上げしていくガス会社もあります。
価格競争がない業界で料金設定が自由なら、どうなるか?
想像できますよね。
原因5、ガス会社を自由に選択できることが知られていない
プロパンガス料金は、ガス会社によってバラバラ。
同じガス会社内でも、顧客ごとにガス料金を変えているケースがあります。
極端なはなし、隣の家とガス料金が違うこともあります。
じつは、プロパンガス会社はユーザーが自由に選べるんです。
なのに、そのことを知らない人が多いのです。
ある調査では、LPガス会社の自由選択の認知度が53.6%だったとか。
知ってたら、安いガス会社に変更しますよね。
でも、半数ぐらいのプロパンガス利用者が変更できることを知らないのです。
そして、その事実につけこんで、儲けているガス会社があるという・・・。
プロパンガス業界の深い闇ですね。
高いプロパンガス代を下げるには?
さて、プロパンガス業界は価格競争がありません。
そんな中で、ガス会社は自由に料金を設定しています。
だから、プロパンガス代が高いと・・・。
でも、プロパンガスの利用者はガス会社を自由に選べます。
なので、ガス料金が高いならガス会社を変更すればいいわけです。
今回は、20分ぐらいでできるガス会社の変更方法をお話しますね。
わが家はこれで、年間4万円ぐらいガス代削減に成功しました。
20分でできる!高いプロパンガス代の削減対策
さっそく、ガス会社を変更するオススメの方法をお話します。
その前に、3つ大事なことをお伝えしますね。
末永く安いガス料金で生活するために、必ず覚えておいて欲しいことです。
- プロパンガス料金の相場を調べておく
- 複数社の料金やサービスを比較してから決める
- 良心的な会社を選ぶ
相場を調べたり、複数社の料金を調べたり、良い会社か判断する。
・・・正直、面倒くさそうですね。
じつは、20分ぐらいで全部できる“enepi(エネピ)”というサービスがあります。
参考
ガス料金比較サービス「enepi(エネピ)」
エネピでは、以下のことができます。
- わが家のガス代が高いか低いかシミュレーションできる
- WEBサイト上で複数社のガス料金やサービスを比較できる
- 登録されているガス会社はエネピにより厳選されている
エネピでガス代のシミュレーションをすると、削減できるかどうかわかります。
削減が期待できそうなら、ガス料金の提案申し込みをします。
すると、複数社のガス料金やサービスの提案が見られるようになります。
登録されているガス会社は、あらかじめエネピが厳選しています。
素人にはガス会社の良し悪しなんてわからないので、助かりますね。
気に入ったガス会社が見つかれば、コンタクトを申し込めばOK。
現ガス会社と新ガス会社の交渉や調整もエネピがやってくれるので、ラクチンですよ。
わが家は、年間4万円ぐらいガス代が下がりました。
まずは、あなたのお住まい地域のLPガス代相場を確認してみてはいかがでしょうか?
1分あれば、確認できますよ。
まとめ
プロパンガス料金が高いのには、理由があります。
ちゃんと原因を知ったうえで対策すれば、ガス代を削減できるかもしれません。
ガス代を削減するのであれば、ガスの使用量を節約するよりガス会社の変更がオススメです。
ガス会社の変更をサポートしてくれるサービスがあるので、活用するといいです。
面倒な作業も効率よく進みますよ。
- こちらの記事もお役に立つかも!?
- » 知らなきゃ損!?プロパンガス節約のアイデア30個まとめ
- » 私が試した3つのプロパンガス節約方法♪効果があったのは?
- » LPガス代を節約するなら冬のお風呂が1番と思ってませんか?
- » アパートで1人暮らしなのにLPガス代が高い!節約方法は?