さて、家計の節約ターゲットと言えば光熱費ですよね?
特に、プロパンガス地域の人はガス代に悩まされてるんじゃないですか?
わが家は、都市ガス地域からプロパンガス地域に引っ越しました。
そうしたら、ガス料金の請求金額を見て冬眠しそうになりました。
思わず「もし、これが都市ガスだったら」なんて考えて・・・。
よせばいいのに、計算してしまいました。
結果は、白目をむいて気絶することに・・・。
今回は、私がやったプロパンガスと都市ガスの料金比較方法を解説します。
あなたも比較して、冬眠仲間になってみませんか?
では、さっそく説明していきますね。
プロパンガス料金と都市ガス料金は単純に比較できない?
まず、前提条件としてプロパンガス料金と都市ガス料金は単純に比較できません。
なぜなら、カロリー(熱のエネルギーみたいなもの)が違うからです。
- 都市ガス:11,000キロカロリー
- プロパン:24,000キロカロリー
プロパンガスは都市ガスより約2.18倍カロリーが高いです。
なので、同じ体積のガスを使うとすると、プロパンガスの方が長持ちします。
ちなみに、ときどき「プロパンガスの方が早く湯が沸く」とか「プロパンガスの方がコンロの火力が強い」などと聞きます。
でも、これは間違いです。
ガス種類の影響じゃないです。
都市ガス料金ををプロパンガス料金に換算する方法
わが家は、都市ガス地域からプロパンガス地域に引っ越しました。
それぞれのガス料金は、以下のとおりです。
- 都市ガスのころのガス料金
- 基本料金:約750円
従量単価:約145円/m³ - プロパンガスのガス料金
- 基本料金:約2,050円
従量単価:約560円/m³
わが家は、夫婦と小さな子供が2人の4人家族です。
年間のプロパンガス使用量が、だいたい200m³ぐらいです。
この基本料金と従量単価、使用量を使って話を進めて行きますね。
まず、プロパンガスの年間ガス代金を計算してみます。
それでは、基本料金から。
2,050円 × 12か月 = 24,600円
続いて、従量(ガスを使った分の料金)部分。
560円 × 200m³ = 112,000円
2つを足すと・・・。
24,600円 + 112,000円 = 136,600円
さて、これがもし都市ガスだったら、いくらだったのでしょうか?
まず、プロパンガスは都市ガスより2.18倍カロリーが高いので、都市ガスの使用量を以下のように換算します。
200m³ × 2.18 = 436m³
プロパンガスで200m³必要な家庭は、都市ガスなら436m³必要ということですね。
では、この数字をもとに、都市ガスだった場合の料金を計算してみます。
まずは、基本料金です。
750円 × 12か月 = 9,000円
続いて、従量部分。
145円 × 436m³ = 63,220円
2つを足すと・・・。
9,000円 + 63,220円 = 72,220円
ということで、都市ガス料金とプロパンガス料金の差額は64,380円でした。
・・・って、6万4千円あったら何回焼肉に行けるの!?
プロパンガス業者変更で都市ガス料金並みになる?
この差額に驚愕した私は、ガスの使用量を減らすべく対策しました。
でも、毎月数百円しか変わらなかったのです。
いろいろ、がまんしてガスを使わないようにしたのに・・・。
正直、ショックでしたよ。
その涙ぐましい努力の記事がコチラ。
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私が試した3つのプロパンガス節約方法♪効果があったのは?
都会から郊外に引っ越して、やっと慣れてきたら・・・。 今度は、高すぎるプロパンガス代にうんざりしてます。 吠えてもしょう ...
でも、いろいろ調べて実践した甲斐があって、いい方法をみつけました。
じつは、プロパンガスはガス会社によってガス料金が大きく違うのです。
しかも、ガス会社はユーザーが自由に選べるんです!
結局、わが家は安いプロパンガス業者に変更しました。
その結果、基本料金も重量単価も下がりました。
- 基本料金:1,620円
- 従量単価:350円/m³
さきほどと同じ200m³で計算すると・・・。
年間のプロパンガス代は、89,440円になります。
なんと、年間で約4万円ぐらいガス代を下げることに成功しました!
もし、あなたがプロパンガスを使っているなら料金を見直しましょう。
ハッキリ言って、ガスの使用量を節約するより効果的ですよ!
プロパンガス会社を変更する方法
プロパンガス会社を変更する方法も説明しておきますね。
じつは、大事なコツがひとつあります。
それは、複数のガス会社を比較して検討すること。
まず、ガス料金が安いガス会社を選ぶことが大事ですが・・・。
良心的な会社を選ぶことも、とっても大切です。
ガス会社選びは、注意して進めましょう。
新ガス会社に旧ガス会社の検針票を見せたら「高い!もっと安くなりますよ」と言われてガス会社を変更したところ・・・。
安かったのは最初だけで、わずか数ヶ月で値上げされたとか。
気づけば、前のガス会社と同じガス料金になってた人もいるそうです。
参考 プロパンガス訪問販売のトラブル (PDF)
良心的なガス会社に乗り換えたいところですが、素人にはガス会社の良し悪しなんてわかりませんよね。
じつは、最近ではプロパンガス業界の透明化を推進するサービスが増えています。
経済産業省も、ガイドラインの制定に乗り出しました。
参考 改正液石法省令等・取引適正化ガイドライン説明会資料(PDF)
そんな流れの中で、プロパンガス料金も一括査定できるサービスが出てきてます。
これを使うと、良心的なガス会社選びもガス代節約もカンタンです。
ちなみに、私はエネピというサービスを使いガス料金を猛烈に安くしました。
「うちのプロパンガス代、高くない?」と感じてる方は、一度試してみてください。
まとめ
プロパンガス料金を都市ガス料金に換算するのは、カンタンです。
まず、最寄りの都市ガス会社のホームページをみつけます。
そこで、基本料金と従量単価を調べます。
あとは、プロパンガスの年間使用量を2.18倍して計算するだけです。
あなたの家のプロパンガス代は、都市ガスの何倍ですか?
1.5倍以上あるなら「何かおかしい」と思って調べた方がいいですよ。