さて、プロパンガスの地域では冬って鬼門です。
ヤバい請求書がきます。
それで「お得な料金プランないかな?」と思い調べてみたら・・・。
プロパンガス会社のホームページに料金表が載ってないのです。
そんなの、都市ガス会社では考えられないですよね?
とうことで、今回はプロパンガスの料金表について調べたので解説します。
では、さっそく説明しますね。
プロパンガス会社が料金表を公開してない!?
私は、都市ガス地域からプロパンガス地域に引っ越しました。
それで、ガス代見て出家(しゅっけ)しかけました。
そのうえ、プロパンガス会社って結構値上げが頻繁にあります。
うちも、少なくとも年に1回はあります。
そのくせに値下げはない!
どういうこと?
で、いろいろ調べてみたら・・・。
プロパンガス会社には料金表を見せられない理由があるようなのです。
料金表をまったく開示してないプロパンガス会社の割合
家庭用プロパンガスの料金をまったく開示していない会社の割合、知ってますか?
なんと、約5%もあるのだとか・・・。
参考 LPGC WEB通信 Vol.17 2015.08.10発行
よく、お客さんからクレーム出ないですよね。
開示している会社も、開示方法はいろいろ。
表にすると、こんな感じです。
開示方法 | 採用している会社の割合 |
---|---|
全得意先に料金表を配布 | 72.5% |
一部の得意先だけ料金表を配布 | 16.8% |
店頭に掲示 | 3.6% |
ホームページで開示 | 0.9% |
その他 | 5.7% |
全く開示していない | 4.9% |
全てのお客さんに料金表を配っているプロパンガス会社は、72.5%です。
ホームページに掲載している会社になると、1%未満です。
料金の透明化に消極的な業界、と言わざるを得ません。
でも、なぜこんなに不透明なのでしょう?
プロパンガスは料金表が顧客ごとに違う
プロパンガス業界は、どうして料金表の開示に消極的なのでしょうか?
同じ資料には、以下のような理由が書かれています。
- 同業他社に小売価格を知られないように
- お客様ごとに料金が違う
- お客様からの要望がない
- お客様との信頼関係があるから
- 同業者も開示していないから
私たちガス利用者から見たら「はぁ!?(゚Д゚;)」みたいな理由もありますね。
とどのつまりが「お客様ごとに料金が違う」が最大の理由ではないでしょうか。
なんと、料金表を11種類以上持っている会社もあるみたいですよ。
お客様ごとに料金変えすぎでしょ!?
こんな状態で料金表を開示したら・・・。
「えっ?うちだけプロパンガス料金が高い?」って思うお客さんが続出します。
料金表を公表しているプロパンガス会社を選ぶ
プロパンガス会社が、お客様によって料金を変えたくなる気持ちもわかります。
ガスボンベを交換する手間は、家ごとに違うでしょうから。
でも、料金表が不透明だとわが家のガス代が適正かわかりにくくなります。
悪質なプロパンガス会社は、それを悪用しているという・・・。
これからは「ホームページにプロパンガスの料金表を載せている会社」というのも、ガス会社選びの基準になるかもしれません。
ホームページに料金表を載せている会社は、適正価格を載せ続けないといけません。
おかしな金額を載せたら、消費者団体や匿名の人からすぐに叩かれますからね。
それでも、ちゃんとホームページに料金表を載せるプロパンガス会社なら安心です。
まとめ
プロパンガス業界では、料金表を公表してない会社があります。
その理由のひとつが「お客様ごとに料金が違う」からです。
中には、11種類以上の料金表を使い分けている会社もあります。
もしかしたら、あなたとお隣のガス料金も違うかもしれません。
「ガス代が高い」と感じているなら、相場や適正価格を調べてみましょう。
ガス会社を変えるだけで、年間数万円も節約できるかもしれませんよ。
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